2013年11月16日 11:43 PM
2013年11月16日 | |
延々と永遠(ながくとほひ)。 | |
繰り返しの繰り返し。 | |
冷たくて凛とした朝の暗い匂い→ | |
々々々々 | |
秋→冬→春→夏→ | |
女→女→女→女→ | |
唇→項→乳首→臍→秘密 | |
青谷駅→浜村駅→忘れ物→青谷駅→線路→青中前→ん?あれ? | |
そびえ立つ棒→喜ばす棒→男気な棒→美味い棒→美味いゼリー棒→当り棒→ | |
~エピローグ~ | |
「脱げよ。」 | |
と、男が言う。 | |
「嫌よ。」 | |
と、私が言う。 | |
「じゃ、帰るよ。」 | |
と、男が言う。 | |
「待って。」 | |
と、私が言う。 | |
(ここは空白をいれること) | |
手をあわせて祈ったりするのか? | |
バカにするようにその女はその場で笑い続けた。 | |
~古びた会話~ | |
「クッケッリーナに着いたのは春の昼下がりだった。」 | |
「…。」 | |
「あぁ。もちろんそうだ。通行書無しじゃ入れない。」 | |
「…。」 | |
「とにかくひどい街だった。」 | |
「…。」 | |
「犬は犬と戦って。貧乏は貧乏と戦って。暴力は暴力と。腐敗は腐敗と。濁った雨は夜になってもやまずにいた。」 | |
「…。」 | |
「あぁ。娼婦の時間が来るのを待った。その間に少しおかしなものを見たんだ。」 | |
「…。」 | |
昔は近くにあって | |
当たり前に | |
すぐに | |
引き出して | |
次の瞬間には | |
外界に飛び出して | |
伊吹。芽吹き。「鈍くとも輝いていたモノ」が | |
遠のいて | |
ゆくという | |
のは | |
まったく | |
本当に | |
だから言っただろ?どうせあきらめるのなら初めから何もしない方がいい。 | |
「月似る君を思ふ」 | |
いまさらメガネは犯罪である。 | |
獲れ黒。アコースティックの怪物。さぁ。音を慣らせ。 | |
黒板に引っかき傷。 | |
男達はテーブルに向かって飯を喰っていた。 | |
(大きな礼拝堂のような場所だ。日は落ちている。蝋燭がポツリポツリとゆれる。) | |
クチャクチャと歯と歯の間に肉と唾液の混ざり合う音や | |
カチッガシャとナイフと皿が荒々しくこすれあう音 | |
汚れた大きな喉仏を通り水が飲みこまれてゆく音 | |
男達はがむしゃらに喰いつズけている。(つズける。) | |
隅の男はこう叫ぶ | |
「ハイクレンの土の下。ハイクレンの土の下。」 | |
髭の初老はこう続く | |
「クッケリーナの娼婦の戸棚。クッケリーナの娼婦の戸棚。」 | |
フニス出身の男が立ち上がる | |
「虚無の闇を喰うてな。絹のお面。わかるか。ルだ。ル。だ。」 | |
ジュースを買っていく。最終章。やはり娘は持ち帰る。 | |
「列車に乗ったら気をつけて、ボーッとしていたら必ずあなたの大切な何かがなくなるわ。」 | |
不幸の手紙は予期せぬ時に子供たちの手の中に握られていたりした。 | |
白い子供達。白い子供達。白い子供達。 | |
カスタネットバンキング再び。ニョン子の企み。足の先に触れたヌメリ。ぬめり。滑り。 | |
その日、井戸の周りで顔の無い女達を見た。 | |
「う~ん。あずさはその娘達とはもう会わない方がいいと思うな。」 | |
codethreeのいつものカウンターでめぐ姉さんはそう言った。 | |
真っ黒い海。真っ黒い海。真っ黒い海。 | |
突き刺した中に大きな海が広がっていた。 | |
結婚式の翌日。上野駅構内の喫茶店で僕らはコーヒーを飲んだ。 | |
その後、僕は山手線に乗って彼女は新幹線に乗った。 | |
「そのまま。一日が過ぎた。」 | |
「…。」 | |
「次の日も。また。そのまま一日が過ぎた。 | |
「…。」 | |
「その次の日も。また次の日も。」 | |
「…。」 | |
ゆうたさんのシャボン玉。ふうぅ~。 | |
「いくら耳をふさいでも強く目を瞑っても逃げることなんてできない。 | |
そうでしょ?だってあなたの人生なんだもの。 | |
これはあなたの生きる物語なのよ。なぜそれを他人に譲るの?」 | |
隙間にいた。三点。狂い惜しみなお晴らさん。 | |
戸棚の引き出しの中には大量の「爪」が入っていた。 | |
人間の爪。 | |
どれもはがされ乾燥した爪だ。 | |
(肉の破片がこびりついて乾燥しているものもある) | |
雪の溶ける音。 | |
オレンジの毛布の温度。 | |
彼女が下着を身につける音。 | |
マニキュアの匂い。 | |
冷たくて凛とした朝の暗い匂い。 | |
雪の降る街の朝の音。 | |
どこまで行こう。 | |
posted by at Azusa Washihara |
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